TLCプレートをわかりやすく解説

化学科の皆さんこんにちは。

今回はTLCとはなんぞやという問いに答えて行きます。

早速行きましょう。

スポンサーリンク

TLCプレートとは

薄層クロマトグラフィーと呼ばれ、反応前と反応後の物質をTLCプレートにプロットし、展開溶媒にて物質が生成したか確認する操作である。

スポットの移動距離を溶媒の移動距離で割ったものをRf値と呼ぶ。プロットした点と展開溶媒が進んだ場所までを記録しておく。鉛筆が好ましい。シャーペンなら優しく描くのがコツ。

TLC展開した時なぜ進み具合に差が生じるのか。

差が生じる理由として、TLCプレートとの水素結合の強さにある。プロットした溶媒が水素結合が強ければあまり進まないため、Rf値は小さくなる。展開溶媒にも同じことが言える。

展開溶媒について調べておくと、TLCの進み具合など考察に書きやすくなるだろう。

TLCを濾紙に浸した展開溶媒中で展開する理由

TLCで溶媒を展開する前に、展開溶媒に浸したろ紙を容器の中に入れておく。このろ紙は、容器内で展開溶媒の気液平衡が保たれるようにするためのもので、TLCにおいて溶媒は毛細管現象によってプレート表面の担体に浸み込んで上昇するが、このときプレートから展開溶媒が蒸発してしまうと正確な展開距離が測定できないため、容器の中にろ紙を入れて展開溶媒の蒸発を防ぐ必要がある。TLCで溶媒を展開する際にいちいち容器を密閉するのは、容器内の気液平衡が保たれるようにするためである。

コメント

タイトルとURLをコピーしました