どうもゆうかです。
半導体の勉強をする上で必ずP型、N型と言われる半導体を知ることでしょう。
今回はP型半導体について詳しく解説していきます。
P型半導体とは?
P型半導体は、半導体材料の一種であり、電子の伝導性を持たず、正孔(電荷の欠陥)の移動によって電流を伝導する特性を持っています。P型半導体は主にシリコンやゲルマニウムなどの元素から作られます。
p型とはポジティブ型の略称で、覚えやすい方法として「ポジティブはプラス思考」と覚えれば簡単です。P型半導体のキャリアは正孔(プラスの電荷を持つ穴)ということになります。
P型半導体の作成には、ドープと呼ばれる不純物を半導体材料に添加するプロセスが含まれます。P型半導体の作成には、III族元素(ホウ素など)などを使用します。これらの元素は、半導体の結晶格子内に取り込まれると、結晶構造を崩し、電子が結晶構造内で移動することができなくなります。代わりに、結晶格子内の原子が電子を受け入れ、電荷の欠陥である正孔が生成されます。
P型半導体では、正孔が電流を伝導するため、外部からの電圧をかけると、電子が正孔に移動して電流が流れることになります。このように、P型半導体はN型半導体とともに、トランジスタやダイオードなどの半導体デバイスの構成要素として使用されます。
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