2024年10月12日から13日にかけて実施された行橋別府100キロウォークに参加してきました。
マジできつかったですが、最高に楽しい大会でした。今回はそんな無限とも思える地獄のウォーキングの参戦レビューをしていきます。
概要
行橋~別府100キロウォークは、福岡県行橋市から大分県別府市までの約100.9kmを、制限時間26時間以内に歩く大会です。毎年10月の第2週末に開催され、全国から多くの参加者が集まります。
コース概要:
• スタート地点: 行橋市の正八幡宮
• 第1チェックポイント(36.0km地点): 中津市の中央公園
• 第2チェックポイント(61.6km地点): 宇佐市の郷の駅 宇佐
• 第3チェックポイント(87.5km地点): 日出町の保健福祉センター
• ゴール地点(100.9km地点): 別府市の的ヶ浜公園
コースは主に国道10号線を通り、行橋の砂浜、宇佐の立石峠、難所の七曲り越え、別府湾沿いの直線道路など、多彩な風景を楽しめます。
大会の特徴:
• 制限時間: 26時間以内
• 参加資格: 小学4年生以上の健康な方(20歳未満は保護者の同意が必要)
• 参加費: 大人9,500円+α
• チェックポイント: 各地点に制限時間が設定されており、通過時にチェックを受けます。
スタートから中津中央公園(第一チェックポイント)
この区間、かなり暑かったです。
2024年の10月は本当に暑かったです。日焼けしないように長袖インナー+スポーツタイツ?のようなものに半袖短パンを履いて出場しましたがそれでも汗かきまくりました。
途中、応援してくれる人もいて暖かい気持ちになりました。豊前市付近から突然暗くなり始め中津チェックポイントに着く頃には真っ暗になっていました。最初はみんな明るく元気にお話ししながら歩いていましたが徐々に周りの雰囲気が暗くなっていきました。
中津中央公園から宇佐市郷の駅 (第二チェックポイント)
中津市内は飲食店が立ち並んでいますがそこからすぐに農道のような何もない道になります。
かなり寒くなっていたので上着を着て歩きました。この区間で50キロポイントを通過します。50キロ到達時点であと半分あると考えたら絶望以外の何者でもありません。宇佐チェックポイント(60キロ地点)でリタイアがちらつきます。
宇佐市郷の駅から日出町の保健福祉センター(第三チェックポイント)
この区間、山登りが3回あります。
意味わかりませんよね。65キロ歩いたぐらいの地点から峠が始まります。夜中、日付は変わり激寒の中山登りです。
道中、峠立石の館というドラクエでいうところの祠(体力回復できるやつ)のようなものです。そこでは自販機があったりトイレや広めの駐車場で休憩ができました。私も一旦休憩しようと思い寄りました。横になっている人もいたので横になった途端に全身が攣りました。激痛です。
これはいかんと思い体操座りしていましたが眠気が限界に達し気を失い、倒れたことで目が覚めました。
そこから、2つの峠を越して第三チェックポイントです。
日出町の保健福祉センターからゴール!
この時点で外は完全に明るくなっており、陽の光を浴びたのか元気になりました。チェックポイントではスープが提供されており体に染み渡りました。
チェックポイントを出発後は早くこの地獄から解放したいという一心でただただ休憩もなしに歩き続けました。残り5キロの看板を目前にこの地獄からあと5キロで解放されるという安心感から泣きそうになりました。
ここから1キロ刻みで看板がありますが1キロ長すぎです。心削ってきます。
ゴールに到達した時には達成感と開放感からここでも泣きそうになりました。
感想
ここまで辛かったとか、地獄だったとか書いてきましたが、今思うと本当に辛かったのか?と思ってしまいます。なぜでしょう。
人間はあまりにも辛すぎる記憶は消去するのかもしれません。何回も心が折れて何回もリタイアしようと思い何回も泣きそうになりましたが、その時の辛さを正確に思い出すことができません。
歩いている時はこれが人生最大の地獄だと思っていたのに、今ではそう思っていません。
人生も同じでどれだけ辛い人生を歩んできても今が辛くなければそんなに覚えていないものなのかもしれません。
といったところで、来年も参加して辛さを思い出してこようと思います。2025年出場される方、楽しみましょう。。
ではまた。。
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